脊椎椎体圧迫骨折
【症状】
胸椎部・腰椎部周囲の疼痛があり、寝返り、起き上がりなどの動作が困難となります。また、いくつもの場所に多発性に椎体骨折が生じると背中が丸く(円背)なったり、身長が低くなることがあります。
【病態】
基本的には、高所転落、事故などの高エネルギーの力が腰背部にかかった際に生じます。
しかし、骨密度の低下した高齢者では、くしゃみをしたり、荷物を抱えたり、つまづいて転倒したり、尻もちをつくことで骨折につながることがあります。
【治療】
コルセットを装着し、前屈動作を禁じたり安静にするなどの動作指導を行います。痛みに応じて体幹・下肢の筋力訓練を行います。圧迫骨折が高度であったり、骨折部の不安定性が強い場合は手術が必要になることがあります。
<脊椎の疾患>