胸郭出口症候群
【症状】
肩、腕、手のしびれや痛み、肩~上肢のだるさなど。
【病態】
上腕や肩の運動、感覚に深く関わる神経や動脈が障害を受けることで、症状が出現します。なで肩の女性に多くみられますが、筋肉を鍛えた男性に発症するタイプもあります。
【治療】
症状が軽い場合は、僧帽筋や肩甲挙筋の筋力訓練を行い、安静時も肩を少しすくめたような姿勢を指導いします。状態により肩甲帯を挙上させる装具が用いられます。消炎鎮痛剤、血流改善剤などの投与も行われます。
生活指導として症状を悪化させる上肢を挙上する仕事や、重量物の持ち上げ、リュックサックで重いものを担ぐようなことを避けるよう指導します。 症状が強い場合は、手術を行うことがあります。
<頚(首)の疾患>