肩関節周囲炎(凍結肩)
【症状】
肩関節の痛み、肩が挙げられないなどの可動域制限、腫脹。
【病態】
五十肩とも言われることもあり、特に誘引なく肩の痛みが現れ、肩を挙げられないなどの可動域制限を伴います。原因はまだ十分には解明されていませんが肩関節の靭帯、軟骨、腱などの組織の経年性変性により炎症を引き起こしている状態です。
【治療】
自然に治ることもありますが、ひどい場合には肩が挙がらなくなったり、痛みが続いたりと日常生活が不自由になる場合もあります。痛みが出現して1~2週間は炎症が強い時期(急性期)ですので、消炎鎮痛剤の内服や注射などが有効です。急性期を過ぎると、慢性期となり、肩を温めたり、拘縮を予防するためにリハビリテーションを行います。
<肩関節の疾患>